第2章 コンピュータ

1コンピュータの出現

{計算の機械化の時代}

そろばんに代表される、計算の補助的な道具。
シカルト(1592-1635)、パスカル(1623-1662)、ライプニッツ(1646-1716)、バベジ(1792-1871)など多数の研究者により計算を機械化する多彩な計算機が開発された。
計算の順序は人手のよる制御。   


紀元200年ローマそろばん

 


シカルトの計算機

 

{計算の自動化の時代}

計算の手順がすべて機械中に記憶され、それに従って計算が進められていく方式の機械。
チャールズ・バベジ(1792-1871)は、コンピュータの原型を考案し、一生をかけて研究した。
コンピュータ第1号機は、ハーバード大学とIBMが開発した電気回路(リレー)式のMark-1(1944)。ただし、まだ外部制御方式であった。
世界初の電子式コンピュータはペンシルバニア大学で開発されたENIAC(1946)である。

 


チャールズ・バベジ

 


Mark-1

   

{現代のコンピュータ}

現代のほとんどのコンピュータが採用しているプログラム内臓方式を最初に考案したのはフォン・ノインマン(1903-1957)である。
最初のノインマン型(プログラム内臓方式)コンピュータはケンブリッジ大学で作られた、EDSAC(1949)である。これ以後、半導体デバイスの進歩に伴い矢継早に高速軽量なコンピュータが開発された。
国産第一号コンピュータは電気研究所(現、電子技術総合研究所)で試作されたETL-MARK-T(1952)である。

 


フォン・ノインマン

 

{新しいコンピュータ}

ニューロ・コンピュータは、下記の図のように神経細胞の動作を模倣した、新しいコンピュータである。ニューロ・コンピュータでは、原則としてプログラム開発作業はなく「学習」を通して従来のプログラムに相当するもの(知識)を獲得する。
バイオ・コンピュータは、ニューロ・コンピュータをより脳に近づけたもので、まだ開発中である。
これらのコンピュータは、現在のコンピュータではプログラムを作りにくい、人の顔や声の認識、または変動の激しい株式相場の予測といった複雑な事象を高速に処理するために利用される。

 


ニューロ・コンピュータの動作原理

 


ニューロ・コンピュータ

 

 

 

   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

_